こんにちは、今回は登山、山のお話をさせていただきます。
突然ですが、山はいいです。
目標達成のために努力することを学べますし、
事前のルート、時間の計画を立てる必要があるため、
スケジュール管理能力が養われます。
自然と触れ合うと穏やかな気持ちになれます。
単純に体力がつきます。
と、老若男女みんなが取り組むべきものが登山です。
そんな中で、この山はよかった、行っとくべき。
そう思った山をご紹介したいと思います。
■登山歴
山の紹介前に、
軽く私の登山歴を紹介させていただきますと、
スタートしたのは2014年、筑波山に登ったのが始まりでした。
下の記事に軽く紹介してます。だいぶ前の記事ですが(笑
以前会社を辞めて、職業訓練校に通っていた時にできた友人と、
山に行こう!ということになり必要なアイテムをそろえたのですが、
結局いけなくなっておじゃんとなってしまいました。
その際、せっかくアイテム揃えたんだから、
一度ぐらいは行こうと思い、一人で筑波山に登ったのです。
しかしちょうど8月でクソ暑い時期に行ってしまったものですから、
それはもうしんどかったです。
しかも運動を一切せずにいってしまったので、
途中でバテまくり、まさに亀のような歩みでした。
ただそこでちょっと火が付き始めたのか、
その次の月には4座ほど登りましたね。(ほぼ毎週やん 笑)
それ以来そこそこのペースで登り続けています。
現在は100名山のうち28座を登っています。
うーん、まだまだですねぇ。
その中で、テント泊なんかにも挑戦したいと思ってるのですが、
なかなか敷居が高くて、未だできていません。
なので、日帰り登山の中で素晴らしかったところをご紹介したいのです。
では、いよいよ紹介です。
①八ヶ岳[赤岳:2899m]
出ました、登山してる人なら多分知らない人はいない?
それぐらい人気でメジャーな山じゃないでしょうか。
八ヶ岳は北の蓼科山(標高2,530m)から南の編笠山(標高2,524m)まで南北約25kmの距離におよそ20の峰が連なる火山列である。また、その周囲の南北60km、東西25kmの範囲に火山噴出物がみられる。最高峰は赤岳(標高2,899m)。
(ウィキペディアより)
八ヶ岳全体図です。
真ん中あたりがギザギザしてるのがお判りでしょうか。
あれがおそらく「南八ヶ岳」と言われる方でしょうかね。
めちゃくちゃ大きいんですよね、八ヶ岳。
私が登ったのは、北八ヶ岳と言われる
南八ヶ岳と言われる
最高峰「赤岳」、「横岳」、「編笠山」
になります。
ほかにも山が連なっていて、
八ヶ岳だけでも遊びつくせるんじゃないかってぐらいのボリュームです。
そして初心者でも選び方によっては、
そこまで苦じゃなかったり、
日帰りで十分楽しめます。
そういう意味で非常におすすめなのです。
南八ヶ岳でいうと「赤岳」には一度は登ってほしいですね。
まず天狗岳、私が利用したルートが
唐沢鉱泉と呼ばれる温泉宿から行くルートです。
確か10時ぐらいからスタートしましたが、
日帰りで天狗岳まで行けました。
(さすがに初心者の方はもうちょい早くないとあかんかもしれませんが)
その日は道中曇りで、このまま山頂も曇りかよぉ、
頑張ってここまで来たのに・・と落胆していたのですが。
山頂まで来ると、
なんということでしょう!雲海が広がっておりました。
奥の「硫黄岳も」雲に包まれた神秘的な姿で迎えてくれました。
写真だとどうしてもその美しさは伝わらない部分もありますが、
本当にきれいだったのです。
ちょうど日本アルプスぐらいの標高の山が、
ひょっこり顔を出しているような、
空に浮かぶ島のような、そんな神秘さ。
道中全く周りが見えなかったからその嬉しさはひとしおでした。
こういった自然の神秘を目撃できるのも登山の魅力ですね。
次に赤岳は、海ノ口自然郷 横岳登山口
というところから行きました。
杣添尾根というところを登っていくルートです。
有名な美濃戸口とは反対からのアプローチですね。
(ちなみにさすがに前日車中泊しました・・)
この登山口は人が少なかったです。
案内図がありましたので、参考にしてください。ちなみに登ったのは右側のルートですね。
しばらくは樹林帯の中を進みます。
ひたすら上って展望が開けてくると・・
富士山お目見え。雲海にポコッと出てるのがいいね。
左手には赤岳と、奥には南アルプスの姿も。
そしてさらに上がると、横岳と赤岳の分岐点に。
富士山、思わず見ちゃうよね。
分岐点で横岳のほうが近いので、
初心者の方は横岳にだけ寄ってくのもありじゃないでしょうか。
私は欲張りなので、横岳行った後赤岳も行きました(笑
しかし、赤岳への道は結構険しく、
こういった鎖場も要所要所でございます。
ある程度の経験者のほうが余裕が持てるかもしれません。
それを超えると晴れて山頂です。
富士山と標識で一枚。
このようなお社?もありました。
やはり赤岳への道は富士山を横目に眺めつつの登りなので、
常に気持ちがよいです。
今までほかの山でも富士山を見てますが、
標高が高いので目線が近いのがいいですね。
常に励まされているような・・。
また、南アルプスも見えたり、のちに紹介する「御嶽山」も見えたり、
展望が素晴らしいです。
日本アルプス系以外では貴重な3000m級の山ですからね。
(厳密には2899mのようですが・・)
ある程度手軽に行ける3000m級の山という意味でも素晴らしいです。
赤岳に限らず、八ヶ岳の中でも上りやすい山があるでしょうから、
まずはそこからトライしてみてほしいです。
天気が良ければ展望の良い景色が拝めるはずです。
②御嶽山[3067m]
続いては、登山しない方でも知っている人の多いであろう御嶽山。
2014/9/27に噴火したのが今でも思い出されます。
(その日はちょうど磐梯山に登っていて、降りてきてテレビでその情報を知りました)
多くの方が命を落とされましたが、
やはりその美しさというのは変わりません。
(どの山においても、怖さというのは隣り合わせですからね・・)
運が悪かった、で済まされるわけではないですが、
山に罪はないわけですから、我々が各々で最良の判断をするしかありません。
また、この山をお勧めするのは景色の美しさだったりしますが、
やはり危険を伴いますので、
本当の意味ではお勧めできないかもしれません。
ただし、自身が登って感動した山の一つなので、
紹介させていただきます。
※2021/5現在は、火口から概ね1Km以内は立入規制を継続中
ということで山頂へは行けないようです。
今シーズン緩和する期間があるようですが、詳しくはHPにて
*対象区間:二ノ池上「横道十字路」 から 頂上「剣ヶ峰」までの登山道
令和03年10月12日(火) 午後02時00分まで
http://www.town-kiso.com/bousai/bousai/100206/100208/
私が登ったのは2019/10で、そのときは期間限定で規制緩和をしていました。
私は今まで3000m級の山に登ったことがなかったので、
数少ないチャンスだと考えチャレンジしました。
前日に「中の湯登山口」へ車で向かい、車中泊。
星がめちゃくちゃきれいだったのを覚えています。
朝も天気が良くて、かなりテンションが上がってました。
ちょうど紅葉も始まってて、いい感じでした。
だいぶ上がっていくと、石室山荘というところがあるのですが、
そこから斜面も急になるため、
ヘルメットをかぶっていきました。
(当時はかぶってない人も結構いましたが、今は必須のようです)
こんな感じの道を進んでいきます。
足元が崩れやすいので、慎重に。斜度もあります。
この道を乗り越えれば、展望が開けます。
すごい、左側は雲海っぽくなてますね。
下のほうに見えるのは二ノ池です。
そして奥の方には北アルプスの面々が。
一番手前は「乗鞍岳」ですね。
北アルプスは憧れの山々があるので、
それをここまで近くで見ることができたのに感動しておりました。
二ノ池のアップ。
ほとんどが灰に埋まってしまってますね。
この現状を見ると噴火当時のすさまじさが垣間見れます。
山頂の剣が峰への道です。
なおここらへんから、3000m近い道を歩いていくので、
息が結構しんどくなってきます。
ゆっくり無理せず歩いていくのがいいです。
ろうそくの灯を消すように息を吐いて、吸ってを行うとよいそうです。
(山の編集長 荻原さんの豆知識より)
そして・・
山頂です。こちらでお祈りいたしました。
山頂にある建物の脇から、噴煙がその時も上がっていて、
いつ噴火してもおかしくない怖さを感じました。
展望は素晴らしかったです。
八ヶ岳、果ては富士山まで(すげーうっすらでしたが・・)。
初めて3000mを超えた山を登った達成感もひとしおでした。
景色、達成感、などなど充実感に満ちていました。
ちなみに、ほかに摩利支天山というピークがあるのですが、
そっちも素晴らしい景色です。
途中で三ノ池が見えてきます、こちらは青くて美しいですね。
こうやってみると美しいんですけどね。
ちなみに、ここから戻るのは結構体力使います。
疲労困憊で何とか下山しました・・。
3000mという高さで回りが見渡せ、
景色が素晴らしい。
特に北アルプスがよく見える。
そして二ノ池、三ノ池などの魅力あるスポット。
活火山という怖さはもちろんありますが、
その美しさは不変だなと思います。
噴火のリスクがなければ一度は行ってほしい、
といいたいところです。私は行ってよかったと思っています。
③会津駒ケ岳
最後は東北の名峰会津駒ケ岳。
これは行った時期も非常に関係しているのですが、
紅葉の草紅葉が非常にきれいだったのが印象的です。
また、2014年の登山を始めた初めての秋で見た山からの紅葉。
こんなに奇麗なのか!と感動したのです。
私が行ったのは滝沢登山口というところ。
桧枝岐温泉が有名なところですね。案内図を載せておきます。
出発して早速この色合い。
期待せざるを得ないですね。
(この後知りましたが、東北の紅葉は一級品だということ。
その後栗駒山など登ってますが、その通りだと思います)
この先はしばらく地味な道が続いて、
当時登山1年目の私にはしんどかったです。
しかしそれを超えるとご褒美が。
見よこの草紅葉!
高原のようになっていて、これがずっと続くのです。
遠くには猫耳のような山容の燧ケ岳が。
ちなみに山頂はこちらです。結構地味です(笑
その先に見どころスポットがありますので、さらに奥へ。
「中門岳」というところ。
大きな池塘(池のようなもの)が点在していて、
それもまたアクセントになっていてきれいです。
風がなく晴れていれば、
空の青がより映えることでしょう。
あとはしばらく草紅葉の庭園を楽しみましょう。
うん、きれいだ。
草紅葉の黄色とまだ残る緑がいい具合のバランスで溶け合ってますね。
そして眼下には赤く色づいた紅葉の山々。
なんて贅沢な景色なんだろうと。
いやぁ素晴らしい紅葉でした。
あれから会津駒ケ岳には行ってないので、
久しぶりに行ってみたくなりました。
以上、個人的にですが、印象に残った山を挙げました。
どの山も素晴らしかったですね。
本当は、東北の山なんかは他にもたくさんお勧めできるところあります。
※ちなみに鳥海山は昔記事にしてます
主に写真で紹介してきましたが、
やはり実際に自分の目で見る景色はそれ以上です。
山に登ってその景色が開けた瞬間の感動、
気持ちというのは普段なかなか味わえないですしね。
(もちろん感性は人それぞれでしょうが・・)
登山したことない方、始めたての方、興味がある方など、
この記事で少しでも山に興味を持ってもらえればうれしいです。