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福島県 「磐梯山」登山 ~9月下旬 紅葉の始まりと雲海の旅~

こんにちは、Timmonsです。

私は2014年より登山を始めて、毎年そこそこの山に登っておりました。

しかし今年はまともに上ったことがなく、

欲がふつふつとわいておりました。

そしてここ最近仕事のストレスなど感じ始めていて、

もう山しかない!と思い立ち平日に登りました。

2021/9/29(水)です。

登った山は福島県会津のシンボル「磐梯山」。

標高は1816mです。

ここには以前に2回ほど登ってますが、何度も登りたくなる山です。

今回は紅葉の始まりと、奇跡の雲海を目撃することができた貴重な山旅です。

 

 

磐梯山 登山

登山口はいろいろあるのですが、

比較的距離の短い初心者向けの「八方台登山口」にしました。

駐車場やトイレもあるため出発前の準備も万全にできます。

 

①スタート~中の湯跡

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Google mapより

駐車場はこんな感じ。

結構車もたくさん停められるので、

一杯になることは少なそうですが、

実はけっこう込みます。

この日も平日ですが空きが1,2台しか無くて大変でした・・。

 

ここより少し下ったところに、「八方台第2駐車場」

というところがあるので、

一杯の場合はそちらに停めましょう。

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登山口のスタートはこちら。道路を挟んだところにあります。

スタートは9:40。ゆっくり目のスタートです。

ちなみにこの日の予報は晴れのち曇りで、

朝から関東側はすべて雲の中。

こっちもおそらくそうなのかなぁとがっくりしていたのですが・・。

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見上げれば、もう何とも言えない快晴!

これはすごくうれしかった。

ダメかなぁと思ったらめちゃくちゃ天気よかったパターンの時って、

すげーテンション上がりませんか?(笑

そしてみてください、紅葉の始まりを感じさせる、

緑と黄色とほのかな赤のコントラスト。

もう何も言うことはありませんでしたね。

こんな素晴らしい一日でいいのだろうかと思うほどで、

もうこの時点で「今日来てよかった」と思ってました。

 

最初のポイント地点である「中の湯」までは、

平坦で緩やかな登りの道が続きます。

ウォーミングアップには最適なスタートになります。

また、今回は本格的に筋トレを始めてから初めての登山。

日ごろのトレーニングがどう生かされるのかも楽しみでした。

 

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ほどなくして第一ポイントが見えてきました。

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中の湯」ですね。到着は10:07ごろ

30分足らずで到着できました。

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ここは以前温泉地だったらしく、

建物もまだ残っておりました。

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このように温泉がポコポコ湧き出て小さな池のようになってました。

まさに今も火山活動が続いているということですね。

大地の力強さを感じます。

 

②中の湯跡~弘法清水

ここから先はさらに傾斜が急になり、

本格的な登山道に入ります。

気合を入れてまいりましょう。

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木道があります。濡れていると滑りやすくなっているので注意です。

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ここで初めて出てきた木の実のようなもの。

この先にもたくさん出てくるのですが、

しらべたら「ナナカマド」の実っぽいですね。

この赤が山の紅葉を彩ってくれます。

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そして真っ赤に染まった葉っぱも見かけます。

思わず撮っちゃいましたね。

すごく鮮やかでよかった。

やはり紅葉の時期は登山の道中でも美しく気分が高揚します。

(「こうよう」をかけたわけではございません 笑)

 

しばらくまぁまぁ急な道が続いていくので、

慣れてないとバテてくるかもしれません。

ここからが勝負どころですね。

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しばらく行くとこんな看板が。

裏磐梯登山口との合流地点になりますね。

裏磐梯ルートは以前登ったことがありますが、

そっちのほうがしんどいかもしれません。

いつかその旅もブログで記載していきたいと思います。

(もう2014年ぐらいの話なんですがね・・・ 笑)

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これはダケカンバの木かな。

葉っぱが黄色く色づいてきていい感じになってきてますね。

 

そしてひたすら登っていくと・・

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うほ、雲海が見えてまいりました!

これはテンションが上がりましたね。

遠くに見えるのはおそらく吾妻山かな。

ここら辺からは景色も見えてきて頑張りがいのあるところです。

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周りに遮るもののなくなってきて、

だいぶいい感じになってきました。

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真ん中に見えるのは磐梯山の中の第2峰?である

「櫛ヶ峰」ですね。

こちらも前回登ったんですが、しんどかったなぁ(笑

体力に自信のある方は、行ってみてもいいかも。

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桧原湖」も見えてきました。

本当磐梯山の景色はどこから見ても美しい。

山や湖、田んぼなど見てて楽しいです。

独立峰で、ふもとで生活している人たちがいるからこその魅力ですね。

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第2ポイントである「弘法清水」までもうちょっと。

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お花にはなかなか出会えませんでしたが、

ここでやっとこ。

アキノキリンソウ」ですかね。

名前の通り秋になったら咲くお花なのかな。

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そして木のトンネルが続いていきます。

結構長いです。

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うーん、いい色だ。オレンジと青のグラデーション。素敵だ。

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もうちょい。

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これまたきれいで、思わず立ち止まっちゃうよねぇ(笑

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上のほうにたくさん見られた赤い実。

たぶん「ナナカマド」なのかな。

これがまた紅葉の赤い色合いをより鮮やかにしてくれますね。

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そしてやっとこ「弘法清水」到着!

到着は11:10ごろ

「中の湯」到着は10:07ごろだったので、

約1時間で到着といったところでしょうか。

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こちらが弘法清水の水場。

冷たい新鮮な水を飲むことができます。

おいしいです。

空のペットボトルなどに水を詰めてまいりましょう。

 

③弘法清水~山頂

さて、いよいよ山頂までクライマックス。

ここからの登りも急でしんどいのですが、

気合で頑張りましょう。

出発は11:18ごろ

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山頂までの道でもナナカマドの赤い実をたくさん見かけます。

ちょっとおいしそうで食べたくなりますね(笑

本当これがまたきれいに山を彩るんですよ。

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紅葉の始まりを感じさせる山頂付近の景色。

これからさらに良い色合いになっていくのでしょうね。

 

そして上り続けていくとついに・・

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到着しました!

時間は11:38ごろ

9:40スタートなので、2時間足らずでいけちゃいましたね。

平日にもかかわらず山頂には結構な人がいました。

やはり紅葉シーズンは皆来たくなるのでしょうか。

そしてその素晴らしい景色。

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南東方向には見事な雲海が広がってました。

ちょうど猪苗代湖が隠れちゃうぐらいのものです。

そして雲海の切れたところではちょうど田んぼやふもとの町並みが。

「感無量」とはこの時のことをいうのだろうと思います

ちょうどメンタルとか揺らいでいたときだったので、

大げさではなく救われたような気がしたのです。

 

自然の力は偉大ですね。

何も言わなくてもすべてを受け止めれくてるような。

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三角点もタッチしておきました。

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山頂の看板。

実際の山頂から少し下の位置にある看板なので、

あんまり人気がない模様です(汗

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そしてここでの昼食。

これがまた特別でしてね。

ラーメンがうまい。おにぎりもうまい。

何食ってもうまい(笑

食事もメンタルやられてると美味しく感じられなかったりしますが、

ここでの食事はもう何食ってもうまいです。

麺はちょっと硬かったんですが、

ミソスープがもう美味しかったなぁ。

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ちかくではアゲハ蝶がずっとうろついてました。

これもまた癒し。

そして食事しながら南側をずーっと眺めてました。

もうただひたすらです。

食事の後もしばらく景色をただぼんやり眺めていました。

それがもう至福の時間でしたね。

 

何を考えてただろう。

ただずっと景色を見てると不思議と涙がね・・。

人生しんどい時もありますからね。

不安な時もありますからね。

でも生きていれば素敵な景色が見られることもある。

こんな救われた感情をいただくこともある。

人生を堪能するってのはそういうことなのかな。

 

山頂ではたくさんのトンボが舞っておりました。

おそらくアキアカネかな。

季節の移り変わりを感じますね。

彼らが山から平地に下って、

人々が秋を感じていくのだろうなぁと思いながら。

 

 

そんな風にしてずーっと待っていると、

猪苗代湖も徐々に顔を出してくれました。

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綺麗だ・・・。

もうずっとこんな感じでしたね(笑

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本当に少しずつ雲が少なくなっていきます。

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見えてきました。

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そして最後は雲海がきれいに消え去りました。

最後のご褒美でしょうかね。ありがたかったなぁ。

田んぼの黄色と猪苗代湖の青、

そして空の青。綺麗というほかなかったです。

これを2014年でも見たのですが、

また見ることができて何よりうれしかった。

 

山がこれからも穏やかでありますようにとお祈りをしました。

 

④下山・まとめ

下山開始したのは13:40ごろ

約2時間ほど山頂にいたことになります。

いやぁ本当満喫しましたね。

弘法清水まで下りてからは、

せっかくなのでお花畑ルートから迂回していってみます。

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櫛ヶ峰が近くに見えます。

この山は緑の少ない荒々しい山なのです。

ガレ場もあり登りにくい山でしたね。

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お花畑はなかったですが、

かなり整備されていて歩きやすく、

展望もいいのでお勧めのルートかも。

ちょっと今回のルートから言うと遠回りになりますが、

余裕があれば歩いてみてほしいところです。

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山頂の方角。雲がかかっておりました。

多分この後は雲の中になってしまったんだろうと思います。

この時点ですれ違って登っていた人もいたので、

ちょっと残念だっただろうなぁ。

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眼下には沼が見えます。

おそらく「銅沼」(あかぬま)かな。

沼の水は強酸性で、鉄やアルミニウム、マンガン等が溶け込んでいます。
湖底の泥が水酸化鉄を含んで赤く見えるため、全体が赤い色に見えるそうです。

ここは裏磐梯登山口ルートから行くとみることができます。

 

そしてひたすら下って下山することができました。

下山は15:36ごろ

約2時間かな。

まぁまぁこんなものでしょう。

 

以上、「磐梯山」でした。

9月の終わり、紅葉の始まりで美しい色合いの山肌を見て、

そして偶然の雲海。

今までの中でも思い出に残る山旅になりました。

磐梯山の素晴らしさも改めて感じることができました。

360°さえぎることのない景色。

猪苗代湖やふもとの町並み、

田んぼの美しさ、

安達太良山や吾妻山などの山も見ることができ、

誰でも比較的登りやすいルートもあります。

手軽に山の景色を楽しむには最高の山です。

興味がある方はぜひ登ってみてください。

おそらく今でも紅葉がきれいでしょうね。