こんにちは、青森の旅も最後の宿泊となります。
谷地温泉は開湯400年の歴史があるそうですから、
その歴史に触れることができるのはうれしいものです。
また日本三大秘湯の一つとされてるようです。
(他はニセコ薬師温泉:北海道蘭越町、祖谷温泉:徳島県三好市)
住所 | 〒034-0303青森県十和田市法量谷地1 |
TEL | 0176-74-1181 |
公式HP |
■温泉データ
源泉名 | 谷地温泉 |
泉質 | 単純硫黄温泉[硫化水素型](低張性弱酸性温泉) |
源泉温度 | 37.4℃ |
湧出量 | 測定不能(自然湧出) |
pH値 | 4.62 |
色 | 無色透明 |
臭い | 強硫化水素臭/収斂味 |
(温泉分析書より)
谷地温泉 宿泊記録
宿について
宿への道は、結構凸凹していて、
車が多少汚れるかもしれません。
ただそこまで道は細くないので、
慣れてない人でもそこまで大変じゃないと思います。
宿につくと、
こんな建物がお出迎えです。
(なんでこんな位置なの?っていう突っ込みは置いといて・・笑)
この写真はちょっと歩いていける小高い丘から撮りました。
こんな猫ちゃんらもお出迎えです。
(人見知りなのか、すぐに引っ込んでしまいますが)
受付を済ませ、中へ。
今回は2階が宿泊部屋でした。
2階の廊下はこんな感じ。階段はちょっとミシミシいうような
やはり歴史を感じるような作りでした。
左手に共同用の冷蔵庫もありますね。
公式HPより引用:https://www.yachionsen.com/guestroom/
部屋はこんな感じ。(写真撮り忘れた・・)
若干テレビの位置などは違いましたが、こんなサイズ感です。
狭いといえば狭いですが、まぁ必要十分かなぁと。
さすがに歴史のある宿なので、古さは否めなかったですね。
でもそこまで汚いとは思わなかったかなぁ。
ただ、トイレと冷蔵庫は共同で、
部屋の外にいかないとありませんのでご注意を。
温泉について
部屋にて準備を済ませ、いよいよ温泉。
男別々で、それぞれ異なる浴槽です。
(時間制で入れ替えもありますので両方入れます)
出ました、これが噂の谷地温泉でございます。
手前「下の湯」
が38℃の霊泉と呼ばれるもので、
奥「上の湯」
が42℃の白濁した温泉となっているようです。
木の隙間からプクプクと自噴によりで出てくるのは手前の透明な方です。
(最初に紹介した温泉データは霊泉のものかな)
かけ湯も豊富に出ております。
この裏に地下への階段(そんな大げさじゃないが)があり、
その先は小さい滝で、打たせ湯的なことができます。
みえるかな?右側から滝のように温泉が出てます。
木の板に座って打たせ湯を行えます。
まずは最初の写真奥にて、体を洗いましょう。
そしていざ霊泉へ。
透明なほのかに青みがかった聖なる温泉に見えますね。
38℃ぐらいなので、すげーしみこむように体に入ってきます。
ウホッ気持ちよい・・。
これは一度入ったら出られないやつですね。
足を伸ばし、頭を上に傾けて、寝る準備は万全です。
ちなみにポコポコ自噴なんですが、
真ん中あたりに温泉をすくうやつが見えますかね。
あの端っこから湧いてくるのです。
そしてそこの木のふたをあけると、
ポコポコの源泉を拝むことができます。
機会があったらのぞいてみて下さい。
しかし気持ちいいんですわ。
かなりぬるく、なかなかあったまらないので、
今度は奥の「上の湯」へ移動します。
上の湯は湯口から温泉がザーッと出てきます。
42℃といいつつ、体感温度はもっと低かったですね。
40℃ぐらいかなぁ。
なので、湯口付近に居座って温まってました(笑
こっちは乳白色で、どことなく乳頭温泉を感じさせますね。
こっちはこっちで気持ちいいんですわ。
熱すぎることがないのが何より最高。
薄暗い部屋で、ただただ時が過ぎていく。
それがどうしようもなく心地よいのです。
上の湯、下の湯を交互浴すれば、
エンドレスで入っていられるでしょう。八甲田の恵みに感謝。
動画はこちら
上記の浴槽が女性専用の時間帯では、
入れ替えにより女性側の温泉にも入れました。
下の湯と書いてありますが、白濁してるからちがうのかな。
もう一つの浴槽。こっちも乳白色ですね。
もしかしたら自噴は一つだけなのかな。
でもこちらも十分気持ちよかったです。
桶に入って浴槽に入る2段式の湯口。
単純に長さが足りなかったのだろうか・・(笑
とにかく湯温がちょうどいいので、
長ーく入っていられます。
食事について
食事は山の恵みをふんだんに使った料理。
山菜が豊富でしたが、やはり山でとれたであろう山菜はうまい。
ステーキも普通においしかったです。
続いて イワナの塩焼き。
これがまたうまかったなぁ。
ほくほくで、身も締まってるような感じ。
そして極めつけは「山菜の天ぷら」。
これでしょう!これこれ!これしかないぜ!
見てるだけでよだれ出てきますわ。
マジでなんで山菜の天ぷらってこんなにうまいんだろう。
なんか知らんけどうまいですよね。
シンプルに塩でいただくのがもう最高です。
私はそこまでお酒飲みませんが、
酒豪にもたまらないんじゃないですかね?
そしてお米も欲しくなりますが、米も普通にうまかった・・。
料理の量でいえば、そんなに多くないほうだと思いますが、
これで十分なのです。
これだけ山ならではの料理を堪能できるのですから。
もういう事はありませんでした。ただただ山の恵みに感謝です。
そして朝食です。
こちらも非常にシンプルですけど、
米はうまいし、焼き鮭のふわふわ感もよいし、
卵焼きもふわふわだしマジでいうことありませんでした。
とにかく山の恵みに(以下略
ちなみに宿の周辺を散策しましたが、
ちょうど水芭蕉が見ごろを迎えてました。
きれいだ。
水芭蕉の大群落。
これって地味にすごいですよね・・。
ここまで広大なのは見たことがなかったです。
八甲田山のスケールのでかさを感じました。
まとめ
以上、谷地温泉いかがだったでしょうか?
実は前日、前々日に行った宿より口コミがあんましよくなかったんですが、
決してそんなことはなかった。
温泉はもちろんですが、
食事も予想以上においしく大満足の一日を過ごせました。
部屋は確かに狭かったし、
トイレは共同でしたし、
夜中に雨が降ってて結構音がしてました。
古さは否めないですが、
それを打ち消すほど山の恵みが素晴らしかったのです。
値段も1万3000円ちょっとで、
激安ってわけじゃないですが、
それ以上の心地よさを味わえるでしょう。
一度は訪れてほしい名湯です。ぜひ検討してみてください。