andy timmons の生演奏を初めて聴いて
先日Cotton Club というライブハウス(バー？)で「アンディティモンズ」というギタリストのライブを見てきました。
彼の演奏をこの目で見たいとずっと思っていて、その念願が叶って大変うれしいです。
メンバーが3人いるのですが、
終わった後CDにサインしてくれたり、写真を撮ってくれたりと
すごい気さくな方たちでした。
個人的なお話ですが
彼の曲の中で一番聴いていた曲が
「Electric Gypsy」
と言う曲だったのですが、
終盤その曲が始まり、聴いていると
ふと日常の生活が頭に浮かんできました。
つらくて死にたい・・そこまでではありませんが、
仕事をして疲れ帰る際、車の中で
また寝る前などによくこの曲を聴いていたんです。
聴くたびにいい曲だなあとしみじみ思い、音楽っていいなぁと感じていた。
ふとつらい時などにこの曲を聴くと目が潤んだ日もあったり。
そんな日常の中にあったけれどもちょっと特別な一曲。
それを目の前で演奏している、そう思うとふと瞳が潤んできて・・・。
かなりグッとくる演奏でした。
自分の中ではたくさん聴いて彼の中でもかなり好きな曲ぐらいの
想いでいたんですが、本当は違っていて。
実はかなり特別な曲になっていました。
正直バンドの演奏を聴いてあんなに感動する、こみあげてくるものがあるという
経験が一度も無かったのですごく不思議な気持ちだった。
憧れのバンドの演奏。
その中で自分が好きな曲を演奏してくれたときの気持ちは分かってくださる方も多くいるでしょう。
しかしそれ以上に心に響く、胸に来るようなことは初めてでした。
その時間の気持ちを私はずっと忘れないだろうと思います。
そして忘れてはならないとも思いました。
感動とは感じて動くと書きますが、
そんな経験は、人を動かす力を持っています。
「この曲が私の心の支えになった」
とか
たまに人から聞いたり、インタビューなどで見たりして、正直ほんとかよ？
って思ったりしていました。
大げさじゃないか？だいぶ誇張してるんじゃないか？と。
しかし今回の経験でそんな風に思う人の気持ちも分かったような気がしました。
音楽の力っていうのは本当に大きい。
不思議ですけど、ある曲をよく聴いていた時期があって
久しぶりにその曲を聞くと当時の記憶が蘇ったり。
それが良い思い出でも悪い思い出でも・・・。
それだけ大きな力を秘めているものなんだなぁと。
よくライブをいっしょに行く人がいて
昔聞いていたバンドが再結成して久しぶりに見に行ったら
その人が泣いていたりすることがあったけれど
あれも自然な事なんだなぁと納得できました。
その人にはその人の思い出があって
その曲を聴きながら昔を思い返したりしていたのかなぁと、思うのです。
きっと一人一人に特別な一曲があるんでしょうね。
アンディの演奏は、歌詞もないギターの演奏で
相手の心を動かす事ができる素晴らしいギタリストだと思いました。
技術はもちろんすごかったですけど、
それ以上に曲を大事にしていて、メロディを口ずさめたり
エモーションを感じる事ができるんです。
相手にギターを通して思いを伝える事ができる人なんです。
それって素敵じゃありませんか？
そんなところが彼の素晴らしいところだと思っています。
そんな風に、相手に自分の想いを伝えられる。
手段は何でもいいですけど、
そんな人になりたいなとふと思ったのでした。
皆さんには特別な一曲はありますか？
その特別な一曲、是非生で聴いて欲しいなと思います。
きっと何か心に響いてくるはずです。
今回はすごい個人的なお話になってしまいました。
心に残る経験だったので、その気持ちを文章にしたいと思って書きました。
そんな経験をまたしたいですね。
それと余談ですが、ライブ後に彼らと話せる機会があったのですが、
本当に英語が全く喋れずすごくもったいなかったなと・・・。
私の連れの人は海外へ留学経験もあったので、伝えたい文章をいくつか教えてもらって
少しだけ話しましたが、話したと言うよりは一方的に伝えたと言うだけで。
伝え方もなんともぎこちなく、きちんと伝えられたか分かりません。
終了後連れには、海外の人にはもっと相手の目を見て
フレンドリーに話さないと、何を伝えたいのか分からないよ？と言われて、
ああまさしくそのとおりだなぁと。
今後自分もなにかしら彼に気持ちを上手く伝えないとなぁと思ったのでございます。
英語とか、想いを伝える気持ちとかをもっと学びたいと思ったのでした。
最後に私が好きな曲「Electric Gypsy」の演奏動画をひとつ、
バンドのライブ演奏ではないですが、アンディのほとばしるエモーションを感じてもらえたら幸いです。
彼は体も自然と動いてしまうんですよね。
あふれ出るエモーション、素敵です。
そして彼のベストアルバムも、聴いてみてください。
